【2025年11月更新】この記事では、自動車メーカーのカレンダー制度について最新情報をまとめています。
おはようございました。アラレです。5年ほど前に自動車部品メーカーから自動車メーカー(以下OEM)に転職してきました。もう5年以上働いているのでだいぶOEMで働くことというのには慣れてきたのですが、いまだに慣れないことが一つだけあります。
まぁ、周りが優秀すぎてついていけないとか、そういう問題はいまだにあるんですが。。。
その慣れないことというのは祝日も仕事をしなくてはいけないということです。俗にいうトヨタカレンダ-というやつですね。祝日がない代わりに長期連休があるというやつです。
「あれ、世間は祝日なのに、なんで自分は出勤?」
入社して最初のゴールデンウィーク明け、ふと感じた違和感。
そう、トヨタカレンダー(自動車メーカー特有の勤務カレンダー)は、普通の会社とはまったく違うのです。
自動車メーカーの年収、福利厚生、働き方についてはこちらの記事にまとめています。
トヨタカレンダーとは?
トヨタカレンダーとは、トヨタ自動車をはじめとする自動車メーカーが採用している独自の稼働日スケジュールのこと。
一般企業の祝日スケジュール(国民の祝日法)とは異なり、工場ライン稼働を最優先に組まれています。
- ゴールデンウィーク・お盆・年末年始は長期連休(約9〜10日)
- その代わり、春分の日・秋分の日・敬老の日などの祝日はすべて出勤
- つまり、「長期休暇は長いけど、祝日はゼロ」という仕組みです。
一応Wikipediaにも記事があります。
※全従業員がトヨタカレンダーで働いているわけではありません。社内にも部署によっては暦通りに働いている人もいます。めちゃくちゃうらやましい。
OEM各社それぞれこのトヨタカレンダーと同じような独自のカレンダーを持っています。基本的な休みは自動車総連を通じて似たような日程になっているのですが、長期連休の作り方は各社微妙にことなっています。
ちなみに弊社の場合は次年度のカレンダーを作る時に他社のカレンダーを見ながら原案を作っています(笑)
そもそも前職も自動車部品メーカーではあったのですが、独立系であったためこの自動車総連のカレンダーに振り回されることはありませんでした。
そもそも天国だった前職の会社カレンダー
祝日はもちろん休み
祝日は当たり前のように休みでした。生まれてこの方ずーっと祝日というのは存在していたわけです。幼稚園のころから、大学を卒業するまでずっと休みだったわけです。
なので新卒で前職に就職したときも祝日休みなのは当たり前だと思っていました。
サービス業の方からするとなにをいっているんだと言われてしまうかもしれませんが、、、
長期連休も当たり前のように長い
年に5日ほど年次有給休暇の一斉行使日が会社で設定されていました。年に5日間は会社が有給休暇の日程を指示できるという制度があります。労働基準法で5日/年は必ず有給取得しないといけないという決まりに改正された影響です。
それを利用してGWや盆連休、年末年始の休みを長くしていました。会社が従業員の年休を使用する時期を勝手に決めてしまうため、人によっては嫌かもしれません。
しかし、有給休暇というのは毎年すべてを使いきれる人は少数派だと思います。それならこの一斉行使の5日間で長期連休がさらに充実するなら素晴らしいことだと思ってました。
トヨタカレンダーになんのメリットがあるのか
生産が効率化、平準化できる
週あたりの稼働日数を同じにする稼働日数を同じにすることによって、生産台数を平均化して、生産計画をより容易にしてブレをなくすことができます。
けど生産計画を作る際には稼働日/月という概念をもとに作成しています。休日が増えるっていうことはこの稼働日/月が一日減るだけですからね。なにがそんなに難しいのかわかりません。
実際海外工場は独自のカレンダーで操業していますが、トヨタカレンダ-のように5勤2休が必ず守られているわけでもなく、普通に祝日が設定されています。
火曜水曜木曜が祝日の場合は若干効率が落ちそうな気がしますが、そもそも24時間連続生産するわけでもないので気にすることではないと思います。
メンテナンスの時間をまとめて確保できる
生産の為の機会も電源をつけたり消したりすると効率が悪いですからね。長期連休で一気にラインを停めるっていうのは非常に効率が良いと思います。
この止めている機関で普段できないラインのメンテナンスもまとめてできます。
なので長期連休でまとめてラインを止めるということは工場にとってもとてもいいことなのです。
なのでトヨタカレンダ―のように長期連休をこまぎれにせずに長くするということは従業員にとっても会社にとってもメリットしかないのです。
従業員のメリハリがつく
一般的に言われていることでわたしはまったく共感できません。しかし一般論らしいので紹介しておきます。
トヨタカレンダーは働く日と休日とのメリハリをつけることができるのでとてもいいと思います。
一般の祝日の場合、中途半端に休みが入って、中弛みしたまま次の日仕事に行く、ゴールデンウィークなはずなのに、1日だけ出社しなくてはいけない、そのせいで旅行の予定も立てづらい・・・などといった問題点が生じてしまいます。
ですがトヨタカレンダーの場合ですと、週5日働くことが自然と体に染み付くので、生活ペースも安定に保ちやすいです。また、会社側にとっても、納入する部品を5日1セットで考えることができるので、祝日の分をわざわざ考慮する必要もなくなります。
たしかに長期連休が飛び石になると集中力がなくなるというのもわからなくはないですが、普通の社会人なら問題ないと思います。どうしても作業性が落ちるというなら長期連休も休みつつ祝日も休めばいいとおもいます。
世間が浮かれているのに仕事なんかしたくない
最大にして唯一のトヨタカレンダー反対の理由です。
- テレビをみていれば「今日から3連休♪」といわれ、なんかイラっとする
- なんだか休みが少なくなって損した気分になる
- 通勤電車の雰囲気がいつもと全然違う
- なんなら社内もこころなしか人が少ない
下二つはテレワークが主体となった今、あまり感じることはなくなりました。
二つ目も完全に気のせいなのですが、休みが少ない気がします。実際はちゃんと年間120日以上休みがあるのですが。毎回の祝日で今日も出勤か…という気分になることが原因でしょう。
オフィス勤務の私はカレンダー通りに働く感覚でいたのですが、世間が休みの日に普通に出勤。これ、意外とメンタルにきます。
- 友人・家族との予定が合わない
- SNSを見ると「みんな休みで旅行行ってる…」
- 祝日のたびに「なんで自分だけ…」と感じる
とくに独身時代はまだよかったのですが、結婚して子どもができると、家族イベントのタイミングが合わず本当につらい。
保育園や学校は休みなのに、自分は仕事。配偶者への負担も増えます。
恐らくこの構造は一生変わらない
トヨタカレンダ-がなくなることはないと言わています。万が一帰る場合は相当なシステム監修が必要になるからです。
自動車業界で働いていくには腹をくくってトヨタカレンダ-に慣れなくてはいけません。こればっかり本当に慣れです。
けどこれから先30年近くも続けていくのかと思うと気がめいります。
文系社員がとるべき対策3つ
- 有給休暇を“祝日代わり”に意識的に使う
→ 「世間が休みのときに自分も有給を取る」ルールを作る。 - 家族イベントは長期連休に集中させる
→ 年3回の大型連休を「年末=家族」「夏=帰省」「GW=旅行」と固定化。 - 転職時はカレンダー制度を確認する
→ 面接で「勤務カレンダーはトヨタカレンダーに準じますか?」と聞くのは全然アリです。
ということで、望みを託すとしたら自動車総連並びに労働組合ですね。働き方改革の一環としてなんとかしていただけないですかねぇ。。。。
まとめ:祝日がなくても前向きに働くために
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 長期連休が長い | 祝日がない |
| 生産効率が高い | モチベ低下しやすい |
| 一体感がある | 家族行事とズレる |
トヨタカレンダーが悪いわけではなく、「何を重視するか」で感じ方は変わります。
私のように文系で事務系の人間は最初戸惑いましたが、
“自分の時間の使い方”を設計できれば、意外と快適にやっていけると思います。
そんなすてきな自動車メーカーで働きたい方はこちらもどうぞ!
転職への道が開けます。

ちなみに両親がOEM勤務だと保育園が祝日で閉園になると詰むッピ!







コメント