部署ガチャはこう見る|文系が“年収を盛りやすい”花形部署と昇級試験の話

自動車メーカー

おはようございました。アラレです。
部品メーカーから自動車メーカーに転職してもう5年はたちます。今は海外駐在中です。
今日は「文系が“年収を伸ばしやすい部署”の特徴」という、
タイトルだけ聞くと意識高そうで、
中身はただの世間話になりがちなテーマを、ちゃんと笑い多めでいきます。

結論から言うと、

  • 係長・課長・部長の席数は部署ごとにだいたい決まっている
  • どの部署でも、その中でコツコツやっていればちゃんと評価される
  • 「この部署だけ年収が高い」なんて世界はほぼ存在しない

という、身もふたもない現実があります。

なので、正直に言うと
「部署で人生が全部決まるってわけじゃない」です。

…が。
それをそのまま記事にすると、
読者のブラウザバック率がえげつないことになるので、
ここではあえてこう割り切ります。

花形部署・目立つ部署 = 出世しやすい部署
= 年収カーブが“やや右肩に伸びやすい”部署

その上で、文系目線の花形ランキングを
勝手にこう定義しました。

  • 第4位:調達部門
  • 第3位:生産台数を決める部門
  • 第2位:営業部門
  • 第1位:経営企画部門

「いや、うちの会社違うし」と思った人、
コメント欄でそっと教えてください。私は全力でうなずきます。

そしてもう一つ、この記事で絶対に外したくないポイントがこれ。

どの部署にいようが、
給与レンジを本当に上げてくれるのは
最終的には“昇級試験(アセスメント)だけ”

ここだけは声を大にして書いておきます。
ほかの働き方についてはこちらにまとめています。


文系が“年収を伸ばしやすい部署”に共通するもの

まずは前提から。

さっきも言った通り、
課長・部長の椅子の数は部署ごとに決まっています。

  • 調達にだけ係長が10人いて、
    生産管理には1人しかいない、みたいな極端な世界ではない
  • どの部署にも、きちんとそれなりのポストがある
  • 「ここに行けば自動的に1000万」はさすがにない

じゃあ“年収を伸ばしやすい部署”って何かというと、
感覚的にはこうです。

  • 社内でよく名前が出る
  • 報告の場が多い
  • トラブルも多いけど、成功も目立つ
  • 経営側から見て「よく見える場所」にいる

つまり、ひと言でいうと

矢面に立たされまくる部署

です。
メンタルが鍛えられる代わりに、評価もされやすい。

その上で、文系に縁のある“花形4部署”をひとつずつ見ていきます。


第4位:調達部門

── コストとクレームのフロントライン

調達は、サプライヤーと会社の真ん中で
ひたすら板挟みになり続ける部署です。

  • 価格交渉
  • コスト削減
  • 納期調整
  • 仕様変更の調整
  • トラブル時の謝りと怒りの受け皿

「なんでこの仕事を文系にやらせようと思ったんだろう?」と
3回くらいは空を見上げる瞬間があります。

調達が“年収を伸ばしやすい”と言われる理由

  • コスト削減は数字になりやすい
  • 報告会で「この案件で年間◯千万円削減しました」が言える
  • 経営層にも話が届きやすいネタが多い

つまり、調達は

「怒られながらも、最終的に“よくやった”と言われやすい」

そんな部署です。

もちろんデメリットもある

  • サプライヤーからも社内からも挟まれる
  • 納期遅延・値上げ要請・品質問題など、イベント豊富
  • メンタルのHPが削られる速度が速い

「年収伸びるけど寿命も縮みそう」という、
なかなかスリリングなポジションです。


第3位:生産台数を決める部門

── 「全部知ってるけど全部に責任がある」部署

操業計画は、

  • どの車を
  • どの順番で
  • どのラインで
  • どれだけつくるか

を決める部署です。

工場全体のスケジュール表を握っているので、
いい意味でも悪い意味でも“会社の心臓”と言えます。

ここが花形になるポイント

  • 生産会議のたびに、名前が飛び交う
  • 「今日の停止時間」「今月の計画達成率」など、数字が常に出る
  • 決めたことが、そのまま現場へ反映される

つまり、

「あの判断、よかった/まずかった」が
社内ニュースになる部署

です。
私なら胃薬を常備します。

なんでも屋化するリスク

  • 需要急変 → 調整
  • 部品欠品 → 調整
  • 長期連休前後 → 調整
  • 謎の“とりあえず相談” → とりあえず調整

気づいたら Outlook が“調整”で埋まる毎日になります。

それでも、

  • 会社の中枢を見たい
  • 上層部の意思決定に近い場所にいたい

という人には、
経験としてはかなり“おいしい”部署です。


第2位:営業部門

── やっていることは地味、立場は花形

営業と聞くと、

  • スーツでバシッと決めて
  • 華麗にプレゼンをして
  • ゴリゴリ契約をとってくる

みたいなイメージがあるかもしれませんが、
実態はもっと地味です。

  • 販社・ディーラーとの調整
  • 台数配分の相談
  • キャンペーン条件のすり合わせ
  • 売れないグレードの在庫調整

Excelと電話とメールの世界です。

それでも“年収を伸ばしやすい”理由

  • 売上・シェアという、会社の生存に直結する数字を見ている
  • 経営会議での注目度が高い
  • 成功しても失敗しても「会社全体の話」になりやすい

つまり、営業は

「忙しいし胃も痛いけど、会社のなかで一番“分かりやすい成果”を持っている部署」

です。

本人は毎日、在庫とにらめっこしているだけなのに、
評価の場ではやたらとスポットライトが当たりがち。
そういう意味で、年収カーブが伸びやすいポジションです。


第1位:経営企画部門

── 「ここ行ったらもう勝ち組じゃん」と陰で言われる部署

文系花形の頂点がここ。経営企画。

  • 中期経営計画
  • 投資案件の検討
  • 新規事業のシミュレーション
  • 経営指標のモニタリング
  • 役員資料の作成

やっていることは完全に“会社の未来の設計”です。

なぜここがぶっちぎり1位なのか

  • そもそも「将来出世しそうな人」が配属されるケースが多い
  • 経営会議の中身を日常的に見ている
  • 経営層と直接やり取りする機会が多い

つまり、ここは

「出世の約束手形を持っている人がさらに鍛えられる場所」

です。

もちろん全員が部長になるわけではないですが、
少なくとも、

  • 係長・課長まではかなりスムーズ
  • その先の“見え方”も他部署より有利

そんなポジションです。


「じゃあ、その4部署に行けなかったら終わり?」問題

ここで大事なのは、

どの部署にも、ちゃんと係長・課長・部長の席がある

ということです。

  • マスタ管理のような縁の下部署
  • 生産管理のなかの裏方寄りのポジション
  • 一般管理系の業務部門

こういうところでも、
ちゃんと評価されて昇格している人はたくさんいます。

花形部署はあくまで、

「矢面に立ちやすい=評価されるチャンスも多い」

くらいの話であって、
“ここにいないと年収が上がらない”わけではありません。

むしろ、ずっと矢面に立ち続けると
気づいたときには HP が赤ゲージ、
ということも普通にあるので要注意です。


そして、最後にすべてを左右するのは「昇級試験」

ここがこの記事で一番大事な部分です。

どこの部署にいようが、
どれだけ頑張ろうが、
等級が上がらないと“年収のレンジ”は変わりません。

  • 一般職の等級●:このレンジ
  • 一般職の等級●+1:もう一段上のレンジ
  • 係長等級:さらに上のレンジ

となっていて、
帯そのものを変えるには「昇級試験(アセスメント)」を通る必要がある。

試験で見られるのは“部署名”ではなく“中身”

中にいて感じるのは、

  • どの部署にいたか
    よりも
  • そこで何をしてきたか
  • それをどう説明できるか

の方が圧倒的に重要だということです。

花形部署にいればネタは作りやすいですが、
縁の下部署でも、

  • 裏方の仕組みを改善して、現場がめちゃくちゃ楽になった
  • トラブルを「二度と起きないような仕組み」に変えた
  • 面倒な業務を標準化して、残業を削った

こういう話を数字を添えて語れれば、
昇級試験では普通に戦えます。

つまり、こういうことです

  • 花形部署 → ネタが派手で目立ちやすい
  • 縁の下部署 → ネタが地味だけど効き目は大きい

どっちにしても、

昇級試験のときに「この人に等級一つ上を任せられるか?」と
判断されれば年収レンジは上がる

というシンプルな話です。


まとめ:部署ガチャより“矢面経験”と“昇級試験の準備”

この記事をまとめると、こんな感じです。

  • 花形部署は「調達」「操業計画」「営業」「経営企画」あたり
  • ここにいると名前が出やすく、年収カーブもやや伸びやすい
  • でも、部署ごとに席数は決まっていて、どこにも係長・課長・部長はいる
  • 最終的に年収レンジを変えるのは「等級」と「昇級試験」だけ
  • デカいのは“どの部署か”より“そこで何をしたか・どう説明できるか”

つまり、

部署ガチャで嘆くより、
今いる場所で「矢面に出てみる」「ネタを残す」方が
年収的にはよっぽどコスパがいい

というのが、文系メーカー社員としての結論です。

花形部署を目指すのもよし、
今の部署でひっそりと“いい仕事”を量産するのもよし。

どっちのルートを選んでも、
最後にものを言うのは
「等級を上げるだけの中身があるかどうか」

だったな、と振り返って思います。

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