おはようございました。アラレです。
文系 → 部品メーカー → 自動車メーカー(OEM)に転職して、紆余曲折ありながらOEMを複数経験させてもらったりもしました。
それで今はアメリカ駐在中です。
アメリカ駐在が決まって、家と車がなんとなく整ってきた頃に、家族会議で必ず出てくる議題があります。
「で、子どもはどこに預けるの?」
0歳〜5歳くらいの未就学児を連れて帯同すると、ここが生活の中心になります。
仕事の開始日より先に、プリスクールの開始日が重要だったりする。ほんとに。
今日は、アメリカの義務教育の前段(未就学児向け)として、
プリスクール、デイケア、Pre-K、そして義務教育の入り口を、体験ベース多めでまとめます。
「日本の保育園・幼稚園の感覚で行くとズレるポイント」を中心に、注意点も書きます。
※州・郡・学区・施設ごとに制度と呼び方が違います。この記事は駐在家庭向けの“全体像ガイド”です。最終確認は学区/施設/会社資料でお願いします。
結論:アメリカの未就学児は「保育インフラ」をどう組むかの話
日本だと「保育園 or 幼稚園」みたいな二択がイメージしやすいですが、アメリカはもう少し“組み合わせ”です。
- Daycare(保育園寄り)
0歳から入れます。3歳くらいまでをDaycareといいます。 - Preschool(保育園寄りだけど“教育っぽさ”もある)
3歳児クラスがここに入ります。たまにPre-Kと混同する。 - Pre-K(4歳向けのことが多い)
- Kindergarten(ここから公立の義務教育に近づく入口)
こっからはもう小学校と一緒です。
まずここを押さえると、情報が整理できます。
そもそも義務教育っていつから?
アメリカの義務教育は州によって違います。
ただ、多くの家庭にとっての「公立の入口」は Kindergarten(K) です。
ただし注意点。
- Kindergartenが「義務」かどうかは州で違う
- そもそも「いつから通えるか」「どこに通うか」は学区で決まる
- 入学年齢のカットオフ(日付)も州や学区で違う
だから未就学児家庭が最初にやるべきことは、義務教育の条文を読むことじゃなくて、
「うちの住所だと、どの学区で、いつから、どこに通うか」 を把握することです。
つまり家探しと教育がセットになります。アメリカあるある。
「プリスクール」って何?日本の幼稚園とは別物寄り
ここが一番ズレるところ。
日本の感覚だと「プリスクール=幼稚園っぽい何か」で想像しがちなんですが、現実はけっこうこう。
プリスクールは幼稚園というより、保育園寄り。
もちろん施設によるけど、少なくとも「教育カリキュラムに全振り」よりは、
- 生活
- 社会性
- 集団行動
- 遊び(大事)
- そして“預かる”
この要素が強い。
「幼稚園みたいなプリスクール」は、ないわけじゃないけど、探すと意外と少ないです。
あるとしても、学費が強い(高い)。ここも現実。
未就学児(0〜5歳)向けの主な選択肢
1)Daycare(デイケア)
一番“保育園”に近い。
0歳から預けられるところも多いし、フルデイで回しやすい。
- 朝から夕方まで
- 親の働き方に合わせやすい
- ただし費用は高い
2)Preschool(プリスクール)
年齢は2〜5歳くらいが多い印象。
“学びっぽさ”を打ち出しているところもあるけど、運用は保育寄りが多い。
3)Pre-K(プレK)
「4歳向けプログラム」を指すことが多い。
公立で提供される場合もあって、これがあると家計的に助かることもあります(でも枠や条件があったりする)。
4)In-home daycare(家庭内保育)
家庭で預かるタイプ。
相性が良いと最強だけど、見極めは必要。
そして最大の現実:費用が高い
未就学児帯同で一番“想像と違う”のはここかもしれません。
プリスクール/デイケアは、とにかく高い。
「家賃より保育料が高い」みたいな話が笑えない地域もあります。
うちの地域で大体週300ドル程度です。月1200ドル!20万円!うひょー!
高い理由は色々あるけど、感覚としては
- 施設運営費
- 人件費
- 比率(先生:子ども)が厳格
- 保険や安全対策
この辺が乗ってくる。
なので駐在家庭は、ここで現実的な選択をします。
- フルタイムで預ける
- パートタイム(午前だけ等)にして家庭で回す
- 兄弟の組み合わせで最適化する
- 会社補助があるなら最大限使う
“家庭の設計”の話になってくるんですよね。
給食ってどうなってる? 朝・昼・スナックが出ることが多い
これも日本と感覚が違うポイント。
多くのプリスクールでは
- 朝スナック
- 昼ごはん
- 午後スナック
みたいに、1日で複数回食べ物が出ることが珍しくありません。
親としては「え、食べすぎじゃない?」って思うこともあるけど、現地のリズムでは普通だったりします。
逆に「給食じゃなくて弁当持参」のところもあるので、ここは要確認。
チェックするなら
- 給食あり?弁当?
- アレルギー対応
- 牛乳・ジュースの扱い
- スナックの内容(甘い系が気になる人もいる)
このへん。
4歳児の強敵:ナップ(お昼寝)
これ、声を大にして言いたい。
4歳児にとって、ナップ(昼寝)は強敵です。
日本だと年中・年長あたりで「昼寝なし」も普通ですが、アメリカは施設によって
- 4歳でもナップがある
- しかも結構しっかり時間を取る
- 寝ない子は“横になって静かにする時間”がある
ということがよくあります。
そして問題はここから。
- 昼寝をすると夜寝ない
- 夜寝ないと親が死ぬ
- 親が死ぬと翌日の仕事が死ぬ
はい、生活が連鎖で崩れます。
うちも「昼寝した?したの?じゃあ今日は寝ないな…」って夜に悟ることがありました。
親は未来予知ができるようになります。
ナップ対策の現実案
- ナップ時間が短い施設を選ぶ(可能なら)
- “quiet time”の運用を先生に相談する
- 休日の昼寝を調整する
- 夜のルーティンを強化する(風呂→読書→消灯)
万能解はないけど、「ナップがある前提」で夜を組むのが現実です。
「幼稚園っぽい教育」を求めるときの探し方
日本の幼稚園っぽく
- 文字
- 数
- 工作
- 発表
- 行事
この辺を期待する人も多いと思います。
その場合の探し方はシンプルで、
- “academic”を推してるか
- カリキュラムの説明が具体的か
- 先生の入れ替わりが少ないか
- 1日のスケジュールが見えるか
- 子どものアウトプット(作品など)が見えるか
ここを見る。
ただ、ここで注意。
“お勉強ガチ”=家庭に合う、とは限らないです。
子どもの性格、英語環境の負荷、親の送り迎え、家庭の余裕。全部込みで相性が出ます。
見学(ツアー)で見るべきポイントチェックリスト
見学は短時間なので、ここだけ押さえると安心です。
施設・安全
- 出入口の管理(誰でも入れる感じじゃないか)
- 送迎の導線(車社会なので超重要)
- 先生の目が子どもに届いてるか
- トイレや手洗いの清潔感
運用・連絡
- 連絡手段(アプリ?メール?レスは早い?)
- 病気のルール(発熱で帰宅、何時間空けるか等)
- 休園や天候の対応
ごはん・昼寝
- 給食/弁当、スナックの内容
- ナップの有無と時間
- 寝ない子の扱い(ここ重要)
先生と子どもの雰囲気
- 子どもが楽しそうか
- 先生が疲れ切ってないか
- 先生同士の空気(地味に出る)
注意点:アメリカの“当たり前”は、日本人親にとっての“びっくり”でもある
未就学児帯同でよくある「えっ?」をまとめるとこんな感じ。
- 連絡がアプリ中心(便利だけど通知地獄)
- 行事は日本ほど多くない/逆に親参加が多い施設もある
- 服や持ち物の指定が細かい(予備の着替え、シーツ等)
- 雨でも外に出る(軽くカルチャーショック)
- “安全ルール”が強い(薬の持ち込み等)
最初は戸惑います。
でも慣れると、合理的な部分も多いです。
まとめ:未就学児帯同は「プリスクール選び=生活設計」
最後に要点だけ。
- 未就学児は Daycare / Preschool / Pre-K を組み合わせる世界
- プリスクールは幼稚園というより保育寄りのことが多い
- 幼稚園っぽいプリスクールは少なめで、あっても費用が強い
- 給食は朝昼スナックが出ることもある(施設による)
- 4歳児のナップは強敵。夜の寝かしつけに影響しがち
- 見学では安全・連絡・病気ルール・ナップ運用を重点チェック
- 結局、家庭に合う運用かどうかが一番大事
その他のアメリカ駐在についてはこちらにまとめています。




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